相続手続きは自分でする?依頼する?依頼する方の理由を解説します。

こんにちは横浜の行政書士登録予定のしんもりなおこです。
さて、今日のお話は
相続手続きは自分でするべきか、それとも専門家へ依頼するべきか?
というテーマです。
先にお伝えすると、相続手続きはご自身で行うことも可能です。
では、なぜ相続を専門とする行政書士や司法書士、税理士などがいるのでしょうか。
実際にご依頼いただいたお客様のお話を伺っていると、主に次のようなお悩みをよく耳にします。
相続を依頼する方のお話
① 手続きがよくわからない
② 手続きをする時間が取れない
③ 葬儀後に体調を崩してしまった
まず① 手続きがよくわからないについてですが、これは当然のことだと思います。
相続手続きに慣れている方はほとんどいません。
以前に経験された方でも、
「前にもやったはずなのに、当時のことをあまり覚えていない」
とお話しされることがあります。
相続手続きは、想像以上に気力や体力を使うものです。
戸籍の読み取りや役所への問い合わせなど、普段慣れない作業も多くあります。
② 手続きをする時間が取れないという点も大きな問題です。
以前、チラシで
「相続手続きには80時間かかります」
という記載を見たことがあります。
その時は「そんなに掛かるかな?」と思ったのですが、実際に自分の業務を振り返ると、
それくらい掛かるケースも少なくありません。
平日に役所や銀行へ行く必要もあり、お仕事をされている方にとっては大きな負担になります。
③ 葬儀後に体調を崩してしまった
相続手続きを担う方というのは、多くの場合、亡くなられた方と関係の近い方です。
しかも、昨今はとても長生きの方が多いので亡くなられたお子さんであっても60代、70代という
場合も珍しくはありません。
大切な方を亡くされた直後に、葬儀や各種手続きを進めるだけでも大変なことです。
「気づいたら3カ月過ぎてしまっていた」
と気恥ずかしそうに笑われる方もいらっしゃいますが、決して珍しいことではありません。
ただ、相続税申告など期限がある手続きもあるため、気持ちの整理がつかない中でも進めなければならない場面があります。
では、相続発生後にはどのようなことを行うのでしょうか。
相続の手続き
大まかには次の3つです。
① 相続人を確定する
② 財産を確認する
③ 財産の名義変更を行う
まず① 相続人を確定するでは、戸籍や住民票などを収集し、
必要に応じて法務局で法定相続情報一覧図の申請などを行います。
② 財産を確認するでは、銀行や証券会社、不動産などの財産状況を確認し、
財産目録を作成します。
その後、相続人の皆さまで遺産の分け方を話し合い、その内容を「遺産分割協議書」としてまとめます。
③ 財産の名義変更を行うでは、協議内容に基づき、
預貯金の解約や不動産の名義変更などを進めていきます。
※不動産登記は司法書士、相続税申告は税理士と連携して対応します。
こうして見ると、やらなければならないことは本当に多いですよね。
銀行や役所で、不安そうなお顔で手続きをされている方を見かけることがあります。
職員の方も丁寧に説明されていますが、初めて聞く専門用語や似た言葉も多く、窓口ごとに問い合わせ先も異なるため、戸惑われる方が多いのだと思います。
もちろん、ご自身で進めることが悪いわけではありません。
ただ、
「何から始めればいいかわからない」
「平日に動く時間が取れない」
「少し誰かに相談したい」
そんな時には、専門家へ相談するという選択肢もあります。
相続は、手続きだけではなく、気持ちの整理とも向き合う時間なのだと、日々感じています。
↓以前の相続のお話
相続と法定相続分のご説明(ネコ田さん家の場合) – しんもりなおこ行政書士事務所
相続と遺留分のお話し(ネコ田さん家の場合) – しんもりなおこ行政書士事務所
↓遺言書を検討している方は
遺言書はまだ早いと思っている方へ|作成の必要性と始めるタイミング – しんもりなおこ行政書士事務所 – 横浜市旭区鶴ヶ峰
法務局の自筆遺言保管制度
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