神奈川県の素敵な生産物を地理的表示で登録してほしい!と思ったお話し

こんにちは横浜の行政書士のしんもりなおこです。
突然ですが、地理的表示ってご存知でしょうか?

CHO

前に美味しそうなとうもろしのお話しでしてたのかしら?


そう、ソレです。
地域の生鮮食品を信頼と、需要者(消費者)を守るための制度です。
今日のお話は
🥦自慢の美味しい野菜を作っている生産者さんや畜産者さん
🌽地元の産業を盛り上げたい方
🍅地元の美味しいお野菜を選びたい方
に特に読んでいただきたいです。

例えば、『有名な●●大根のお漬物』な〜んてサービスエリアで看板が出ていたら
観光客は信じちゃいますよね。でも本当は●●大根ではなく●○大根だったらこれは
不正表示になってしまう訳です。
しかも、「有名だけど、あまり美味しくないね〜」なんて事になったら
その●●大根をブランド化しようとしている方達も、大切に育てている生産者さんも、
その表示を信じて購入してしまう需要者(消費者)もみんなが嫌な思いをします。
こういった事を避ける為に農水省へ保護の申請をする制度です。
なんでも登録できるわけではなくて、固有性とか、地域性とかも必要ですし、
その品質を守る事も必要になってきます。
GIマークと一緒に表示される事になっていて、このGIマークがついていると
「品質が保証されているものなんだな!」って消費者にも伝わるものなんです。

地理的表示(GI)の使用に関するガイドラインよりhttps://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/gi_mark/attach/pdf/index-12.pdf

制度が始まったのが平成27年で現在登録されている150種類くらい。
これからの制度なんです。
先日受験した知的財産管理技能検定でもテキストに載っていて
行政書士の研修にも取り扱える業務としてお話しがありました。

私の住む神奈川にも魅力的な生産物がたくさんあります。
興味津々で何が登録されているのか調べてみたら

無い!
無いんです!

神奈川県はまだ地理的表示を一つも取得していない。
気になった生鮮品がもしかして商標で登録されているのかな?
と思ったら商標登録もされていない。
なんで??

登録する事務作業が大変だから?(なら、私がやります!)
と、思って神奈川県の某農業組合へお問合せをしてみました。
(どちらへお問合せをしたのかにつきましては伏せさせていただきます)
そうしたら『地理的表示自体の認知度が低くてメリットが感じられないから』
というご返答をいただきました。
そっか〜
認知度か〜

生産数が少なくて、名前が売れても、ブランディングしても
対応が追いつかないからなのかな?とか
登録後の管理が大変だからかな?
とか色々予想していたけど
登録をしよう!っていう気持ちになるだけ地理的表示に
認知度とメリットが無い!と。
でも、地理的表示の登録件数が増えて
スーパーとかで並ぶ機会が増えることで多くの人の目に触れる機会が増えるわけなのです。
それに、商標登録だと、10年ずつ更新しないといけないけど、
地理的表示だと取り消されるまで使えるし、
申請の際に法人格も必要ではありません。
万が一、不正使用する人たちが現れても農水省で対応してくれる
そうです。
良いんでは無いかな〜と思うのですが。

今回問い合わせをした某農業組合以外でも神奈川県にはたくさんの
魅力的な農林水産物はたくさんあります。
私は神奈川の素敵な農林水産物がもっとアピールして欲しい!って思います。
なぜなら私は横須賀で生まれて、神奈川県の素敵な農林水産物をたくさん享受して
育ってきたからです。
登録をご検討されている方、どうぞお手伝いさせてください。

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