著作権や知的財産に関係する資格のお話
こんにちは横浜の行政書士のしんもりなおこです。
最近著作権関連の資格に合格できたので、ご報告させてください。
合格したのは
知的財産管理技能検定 2級実技
こちらに合格できました。

何なに??漢字ばっかりの検定だね!!
漢字ばっかりの検定なのですがそのままの目的の検定です。
企業などで知的財産の管理に関する専門知識、技能を測る検定です。
3級から始まり1級まであり、それぞれ学科試験と実技試験があるんです。
元々は民間資格として始まった資格なのですが、平成20年度から国家試験になりました。
国として知的財産に関する能力を備えた人材を求めている。という事の現れで、それだけ
日本は今、知的財産に注力している!
という事ですよね〜。
知的財産管理技能検定は1年に3回試験があります。
私は去年の春から勉強を初めてました。3級は学科、実技ともに合格して
2級の学科も合格できたのですが2級の実技がなかなかクリアできずにいました。
なかなか難しかったです。
今年の3月の試験でなんとか合格できました。
行政書士としても知的財産を専門とするならば2級までの知識は必要
とされています。ようやっとクリアできて一安心です。
知的財産管理技能検定の試験内容は特許、実用新案、意匠、商標、著作権を中心として、
その他関連してくる民法や不正競争防止法など多くの法律を学びます。
行政書士の試験では民法は試験科目ですが、初学になる法律がほとんどです。
ただ、グラフィックデザインを大学で履修していた身としますと
ロゴマーク等を対象とした商標法
工業デザインを対象とした意匠法
写真や美術作品を対象とした著作権
学生時代に取り組んできた内容を守る為の法律がこんなにある。
という事は新鮮な出会いでした。
そして、学生時代に知っておくべきなんじゃないの??って思いました。(本当に!!)
ついでに言わせていただくと
以前の職場で園芸メーカーで生産管理の職に就いていたことがあるのですが、
当時オリジナルの植物の生産にも携わっておりその生産に関わる契約の為に
国内のあちこちの農家さんの元へ赴きました。
会社が何年もかけて品種改良した植物なので、勝手に増殖させて販売されてしまう
と会社は損してしまうんですね。
まさに種苗法の内容です。
何度も知的財産管理技能検定は種苗法も試験範囲なので
改めて学ぶ機会に大喜びしました。
今までの経験と法律を繋いでくれた試験なので
この試験と出会えた事に本当に感謝しています。
著作権相談員

こちらは行政書士が研修を受けてテストをクリアすると登録できる日本行政書士会の中の
制度です。
行政書士は登録をすると全員が受けなければならないテストがあるのですが、私はその
全員必須のテストを受ける前に著作権のテストを受けておりました。
テストは受かっていたのですが、全員必須テストを受ける前に受けてしまったので
無効になっているのでは無いかと相談員の登録カードが届くまでドッキドキしていました。
登録カードは3月の末にようやっと届きました。
テストを受けたのは9月。事務の関係で登録カードの発送は年に2回程度なんですって。
タイミングがずれてしまっていたので半年以上ドッキドキしていました。
こちらの相談員は文化庁のサイトでも著作権でのご相談先としても名前を上げてはいただいて
いるんですよ。
これからのお勉強
必須の資格は取れました。
今は著作権関係のお仕事では契約書を見させていただいています。
実務になってくるとお勉強とまた別の角度からの学びも必要だな。
と日々調べ物に没頭する毎日です。
私を信じてお声がけいただいた方の役に立ちたい。
という感情もありますが何より素敵なモノ作りをしている方を
応援したい!!協力したい!!という気持ちが強くなっています。
今年度は行政書士の中の資格試験があるのでそちらの勉強と
行政書士としての本分の業務についての勉強を頑張ります。